最終更新日 2024年3月31日

あん福祉会は東京都小金井市にあるNPO法人であり、この地域で精神障害者の自立支援などを行っています。
精神障害を抱えている人の中には、自立したいという気持ちがあるけれど、ひとりではその目標を達成することが難しい人も多いです。
そのようなときに、あん福祉会を頼ることができます。
小金井市に住む人を中心に支援を行っているNPO法人なので、気になる場合は特徴や魅力をチェックしておくと良いでしょう。

就労移行支援や就労継続支援B型事業が実施されている

ここでは就労移行支援や就労継続支援B型事業が実施されており、精神障害を持つ人が仕事を行うために様々な体験や活動を行うことができます。
図書館内での作業や喫茶業務を通じて、事務作業やコミュニケーションの練習をすることが可能です。
他にも清掃作業や手仕事などが用意されていますし、外部の実習先で経験を積むこともできるので、たくさんの経験を重ねながら自信を身につけていくことができます。
自分も仕事ができるという自信が持てるようになるとともに、集中力や責任感を養うことも可能です。
仕事をするために必要となる色々な力を伸ばすことができますし、パソコン操作能力や名刺作成能力などのあったほうが良い力も身につけることができます。
就労移行支援を利用すれば一般就労を目指すことも夢ではありません。
必要に応じて説明会の同行や履歴書の添削、面接指導やビジネスマナー研修などを行ってもらうことができるため、就活することに対して不安を持っている人でも安心です。
就労移行支援を経て一般就労を実現することができたのであれば、定着支援も受けることができます。
勤め先が見つかれば終わりではなく、その会社に馴染み、長期的に働くことができるように面談やサポートを行ってもらうことが可能です。

精神障害グループホームの運営まで手掛ける

あん福祉会は精神障害グループホームの運営まで手掛けており、通過型のグループホームを利用したい人は入居を希望することができます。
生活能力を含む条件は決まっていますが、条件を満たしているのであれば応募可能です。
人気があるので空室がないことが多いものの、いつでも入居希望を出したり見学を行ったりすることはできます。
グループホームと聞くと窮屈な暮らしを想像する人もいるかもしれませんが、ここでは入居者全員が伸び伸びとした暮らしを実現できることを知っておきましょう。
各自に個室が設けられていますが、洋室部分が6畳、それに加えてキッチンやトイレ、収納などの設備がついている形です。
狭すぎることはないですし、設備もきちんと整えられているので、一般的なアパートで生活する場合と広さや設備に大きな違いはないと言えます。
交流室で他の入居者と話したり食事をしたりすることができますが、常に誰かと行動を共にするわけではありません。
自分だけの時間もきちんと確保することができるので、ほど良い距離感で交流を深めながら自立した生活を送りたい人におすすめです。
周辺にはスーパーやコンビニ、駅などもあるので、不便さを感じることなく生活できる点も大きな魅力だと言えます。
設備は一般的なアパートとほとんど同じですが、みまもりサポートのための機器が設置されていることが特徴的です。
何かがあったときには、緊急ボタンを押すことによって30分以内に担当者が駆けつけてくれます。
24時間いつでも対応してもらうことができるため、同じ建物に住む人やスタッフに頼ることが難しい時間に問題が起こることを不安に思う必要がありません。

デイケアもあん福祉会が主催となって実施されている

デイケアもあん福祉会が主催となって実施されていますが、これは就労移行支援やグループホームを利用するよりも条件が緩いと言えます。
小金井市に住んでいて精神疾患を理由に通院している人であれば基本的には誰でも参加することができ、週に1回2時間ほど他者と交流する時間が持てるようになるでしょう。
2年ほど継続して利用することができ、定期的に他者と交流することによってコミュニケーション能力を高めることができます。
同じような悩みを持っている人が周りで見つからずに不安を抱えている場合、日中に活動できる場所がないと感じている場合などに利用可能です。
参加者同士で決まったテーマに従ってトークを行うこともあれば、ダンスや体操で身体を動かしたり、工作で手を動かしたりすることもあります。
料理や映画鑑賞、カラオケを含む多種多様なプログラムが行われているため、色々な経験ができることも大きな魅力です。
初めて実施する内容に不安を感じる人もいるかもしれませんが、いつでもスタッフにサポートしてもらえる仕組みが整っているので安心して始めることができます。

まとめ

あん福祉会ではこのような活動が実施されており、精神障害を持っている人が就職や自立を目指すため、自分の居場所を確保したり新たな行動を起こしたりするために利用できるでしょう。
まずは相談から行うことができるので、何か気になる活動がある場合は積極的に問い合わせを行ってみることがおすすめだと言えます。