最終更新日 2024年3月31日
1)競馬の魅力を競馬セブンはどう見る?
競馬のレースは馬券を買って観戦すると非常に楽しく、気分も高揚してくるものです。
自分が買った馬券が当たればお金が増えるのも興奮を掻き立てる要因の一つですが、「自分の予想した通りの決着になる」という優越感もまたたまらない快感をもたらしてくれます。
ただし、馬券を外し続けますと面白くありません。
お金が減ることもそうですが、自分の予想が当たらないことで気分も優れなくなります。
馬券を買い始めたビギナーの頃はよく当たったのに、少し競馬のことが分かり始めるとうまくいかなくなったという経験を持つファンの方も多いでしょうが、それだけ馬券というのは難しいということを物語っています。
馬券作戦を立てるにあたり、競馬セブンなどの専門家に頼る他は、まずはレースごとにどういった特徴があるかを学ぶことが必要です。
分かりやすく言いますと、新聞でほとんどのトラックマンが本命を打っている馬がいるようなレースは「軸の堅い」レースと考えて差し支えありません。
もちろん勝負事ですので絶対はありませんが、少なくともトラックマンごとに本命の印が違い、数頭に点在しているレースに比べれば本命馬が馬券に絡む確率は高いと言えます。
2)ヒモで抽出する馬を厳選して絞り込む
ではこのタイプのレースを馬券で攻略するにはどうすべきか?
仮に6~7頭程度のヒモ馬に流した場合、配当が400円ですと馬券は当たったが収支はマイナス(トリガミ)となってしまいます。
ただし、ひと口に「ヒモを絞り込め」といってもそんなに簡単ではありません。
軸が堅いレースほどヒモに人気薄が突っ込んできやすいということも競馬の世界ではよく言われますので、ヒモの抽出法は信頼出来る新聞のトラックマンの印に頼るなど対策を考える必要があります。
3)いかにも荒れそうなレースの判別方法
次にいかにも荒れそうなレースの判別方法ですが、レースの寸評に「波乱含み」と書いてあるレースや、新聞に「本命信頼度C」と本命の信頼感が低いと書いてあるレースが該当します。
なぜこんなレースが出現するのでしょうか?理由はさまざまですが、例えば偶然あるレースの登録馬が全馬とも前走5着以下の馬ばかりだった、であるとか、特別レースで有力馬と思われる馬が登録馬多数のあおりで除外になった、というパターンがあります。
いずれの場合も各新聞社のトラックマンは、「どの馬を本命にするか?」でかなり悩むレースです。
その結果、複数の馬に本命の印がついて人気が割れるのです。
そんなレースでも最終的にどれかの馬が1番人気に推されますが、その馬の成績を見ると「この馬が1番人気になるのか?」とびっくりすることも珍しいことではありません。
混戦レースではこういったことがよくあります。
ちなみに混戦レースでも必ずどれかの馬が勝ち、どれかの馬が2着、3着に来ますので、大穴の期待も大きいです。
少々手広く点数を買ってこのタイプのレースばかりを狙っているファンもいます。
4)力関係の全く分からないレースもある
また、力関係の全く分からないレースというのも競馬にはあります。
それは各馬のデビュー戦で、中央競馬の場合、レース名は「メイクデビュー」となっています。
ちなみにデビュー戦では後のダービー馬と生涯にわたって未勝利を脱出できない馬が一緒に走っているわけですから、持っている能力が天と地ほど違う馬が同走しているケースもあります。
ただし、1度もレースをしたことがない馬同士の場合、その時点では力量差が不明です。
調教での走りや血統などで多くの場合はおおよその力関係は分かるものですが、 中には調教で全く走らないのにレースで一変することもありますし、血統馬であるにも関わらず、血統の良さが全く出ないまま競走馬生涯を終える馬がいますので厄介 なのです。
また、1~2走すれば全容が分かるのかといえばそうでもありません。
芝で2000メートル、1600メートル、1200メートルと距離を変えて出走させたが凡走続き、しかし3か月の休養を挟み、1800メートルのダートに出走させたら一変した、というケースだってあります。
5)まとめ
以上、いくつかの競馬のレースのパターンをご紹介してきましたが、これらを総合的に解釈しますと、「馬券というのは検討材料が多く、非常に面白い推理ゲーム」ということも出来ます。
一方、味方によっては「こんなに難しいゲームはない。
下手をすると馬券で負け続けてしまう」と警戒心を持たれる方もいるかもしれません。
従って様々な角度から研究をし、自分なりのスタイルで楽しむことが長く馬券と付き合うためには必要になってきます。
ちなみにG1レースだけの馬券を買う方や、毎週メインレースだけ馬券を買うというスタンスの方もいらっしゃいますが、これも実は意外と難しいのが実態です。
JRAの場合、今週は重賞のハンデ戦芝1800メートル戦、次週は3勝クラスのダート1200戦がメインとなっていたりとバラエティーに富んでいるため、毎週臨機応変に予想手法も変えていかないといけないからです。